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IPv4の次はなぜv6?

どうも、BMOです。

 
みなさんはIPv6という言葉をご存知ですか?
なんて聞くと失礼ですか?

 
現在、一般にIPアドレスといえば、IPv4という仕様を指しますが、このIPv4
仕様に則って採番されるアドレスがそろそろ底をつきそうになってきて
います。
実際には、世界中でTCP/IPの通信を行っている機器の数は、IPv4で規定される
最大アドレス数をはるかに上回っているはずですが、NATなどのアドレス変換の
仕組みでなんとかしのいでいる状態です。

 
この状態を回避するために、IPv6という仕様(規格)が標準化されています。
この仕様では、地球上に住むすべての人間(約60億人)に対して1人につき
約30億個のアドレスを割り当てることができる設計になっていますので
実際には、当分の間アドレスが枯渇することはないと考えられます。

 
ただ、ここまで普及したIPv4の世界をIPv6に移行するには多くの作業負荷と
費用がかかるため、なかなか普及しないのが実情です。

 
ここまで、ざっとIPv6の紹介でしたが、一般知識として知っておいて頂ければ
十分かと思います。

 

 
今日、お話したかったのは、IPv6の仕様や機能についてではなく、IPv4の次は
IPv5という規格ではなくて、なぜIPv6になったかについてです。
個人的にはなんでだろうと思っていたのですが、偶然その疑問に答えてくれる
サイトを発見しました。

 
日経ITProの記事なんですが、
『IPv4の次はなぜIPv5じゃないの?』というそのままのタイトルの記事を
見つけてしまいました。

 
ここから以降は受け売りなので、詳細は以下のオリジナルページをご参照
ください。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20081215/321389/?ST=nettech

 
そのページによると、

 

——–
IPv4とIPv6の間に5番目のプロトコルが存在しています。それは「ST-II」(RFC1190)
という名称のプロトコルです。次世代IPとして開発されたものではなく,ストリーム
指向の実験的なプロトコルで,一般が利用するものではありませんでした。

 

 RFCが発行された時期はIPv4が1981年,IPv6は1995年です。ST-IIはその間の1990年に
RFC化されており,ちょうど二つのIPに挟まれた格好になっています。

 ——–

 
ということで、IPv5はしっかり存在していると言うことがわかりました。
個人的にはかなりすっきりしました。

 

既に、最新のVista、MacOS、LinuxではIPv6が採用されており、本格的普及は
じつはもうすぐそこまできているのかもしれません。

 

 
ちなみに、2008年中ごろにGoogleがIPv6対応のサイトを立ち上げています。
http://ipv6.google.com/

 
もし、みなさんのPCがIPv6対応であれば、上記サイトにアクセス可能なはずです
ので一度お試しください。

 
ちなみに、私の環境では、有線接続ではNG(ルータが対応していない)、イーモバイルを
つかった接続では無事見ることができました。

 
 
 

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iPhoneがサーバに?

どうも、BMOです。

 
今日は一見iPhone関連のトピックスのように見えて、もしかしたら将来
大化けするかもしれない技術及び製品のお話です。

 
その製品は、フリービット社が提供するServersManというiPhone用の
無料アプリです。
http://serversman.com/index.jsp

 

このアプリをiPhoneにインストールすると、iPhoneがサーバになって
しまいます。
そうすると、自分の撮った写真や音声を配信(Webサーバとして公開)したり、
ファイルサーバとして、個人ファイルをネットワークを経由してiPhoneに
保存することが可能となります。

 

 

これはiPhone単体機能レベルで見ると、個人が自由に情報を発信できる
ソフトが配布されたという程度でしかありません。

 
しかしながら、移動体通信が可能な小型サーバがネット上にどんどん出現して、
ある制御主体の元、そのサーバ群が協調して何かの処理を始める、又は
それぞれが通信の移動基地局としてP2Pでネットワーク網を独自に構築して、
巨大なシステムとして稼働し始める、なんてことも夢ではないと思います。

 
セキュリティや信頼性などまだまだ検討すべき事項は多いと思いますが
新しい流れがそこまで来ている予感がします。

 

 
そして、我々にとっても大きなビジネスチャンスとなる予感もしています。
 
 
 

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CPUを交換したら不具合が・・・

どうも、BMOです。

 
パソコンの面白さとして、目的に応じてプログラムをいろいろ追加できるという
ところがありますが、ハードウェアも追加や交換によって、性能を向上させる
ことができます。

 
ソフトを入れ替えなければパソコンでできることは同じことしかできない
のですが、ハードを入れ替えることで、毎日2時間かかっていた処理が
30分で終わるようにすることもできるのです。

 

 
で、今回私はそのハードウェアのCPUという部品を交換しましました。

 
初心者集まれコーナーの最初を読んで頂いた方は、あー、あの計算を
主に行う装置ね、とピンと来たと思います。

 
来ない人は、今からでも遅くないので、過去の記事をご覧ください。
http://www.bmo.bz/blog/?cat=13

 

 
さて、CPUを交換し処理も快適に早くなったまでは良かったのですが、
一つ問題が発生しました。

 
Windowsに標準に付属している、メディアプレーヤーで動画が再生できなく
なってしまったのです。

 
ちなみに、環境はWindowsVista、WindowsMediaPlayer11の環境でした。

 
いろいろ調べた結果、マイクロソフトのサイトに
『この問題は、Windows Media DRM システムは、コンピュータの
 ハードウェア構成に基づいて情報を維持ために発生します。
 特定のコンポーネントが変更された場合に、変更を保護された
 コンテンツを別のコンピュータに移動しよう、承認されていないとして
 表示ことがあるため、Windows Media DRM が動作しません。 』
という記載があることを発見しました。

 

 

以下に、マイクロソフトのサポートページのURLを掲載しておきますが
ネットで、DRM フォルダ 削除 などのキーワードで検索すると、いろいろな
方がDRMデータので復旧についての記事が掲載されています。

 

http://support.microsoft.com/kb/880566/ja

http://support.microsoft.com/kb/891664/ja

 

 
このようなケースは実際に遭遇しないと、DRMの仕組みなど気にかける
方も少ないと思います。

 
もし、このサイトをご覧になった方で同様な問題で困っている方が
いれば、参考になれば幸いです。
 
 
 

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昆虫の脳がロボットを動かす

どうも、BMOです。

 
先日の新聞記事にすごい記事が掲載されていました。

 
それは、カイコガという虫の雄が、雌のフェロモンに引き寄せられる
性質を利用して、カイゴガの脳に電極を差して脳の出力系の信号を
読み取り、ロボットを目的のフェロモンの発生源に到達させるという
研究についてでした。

 
実際に、カイコガの雄の脳がコントロールするロボットが確実に
フェロモンの発生源を特定することができるらしいです。

 
昆虫の脳は単純で、特定の刺激以外にはあまり反応せず、逆に特定の
刺激にたいしてはとても敏感に反応するので、
「高機能・シンプル・低コスト」なセンサーとして利用可能なのだそうです。

 
こちらの東大の研修室で研究されています。
http://www.brain.imi.i.u-tokyo.ac.jp/research_new/bio-machine.html

 
また、もう少し分かりやすく研究内容を紹介した記事がこちらに
掲載されています。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001104

 

 

 

それにしても、生体(生虫?)とロボットの融合なんて、SFのような話ですが
実用化されるのも近い将来の話かもしれません。

 
ただ、個人的には、虫とは言え、一寸の虫にも五分の魂、という言葉が
あるように、虫の脳を単なるセンサーと捉えることには、なかなか
複雑な気がします。

 
結局、テクノロジーと倫理の問題は、新しいテクノロジーが出る度に
そのテクノロジーを生み出すと同じぐらいの知恵を倫理検討に割り振らないと
とんでもないことになりそうに思います。

 

 
ちなみに、私の周りにいる人の脳をセンサーとして使うと

・問題プロジェクトのにおいに引き寄せられるセンサー

・美味しい食事とお酒のにおいに引き寄せられるセンサー

・一攫千金という音の響きに引き寄せられるセンサー

なんていうセンサーを開発できそうですね。

 

# 虫の脳の精度には到底及ばないかもしれませんが。。。

 

 

ちなみに、エネルギー源としてアルコールが必要だったりします。
 
 
 

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iPhoneアプリ

どうも、BMOです。

 

 
ちょっとiPhoneを手にして調子に乗っている事が見透かされそうですが
今回も続けてiPhoneネタでご勘弁ください。

 

 
iPhoneを手にして、初めて入れたアプリが産経新聞を読むアプリでした。
知人は、iPodTouchを持っているのですが、お勧めの無料アプリがある
ということで教えてもらいました。

 

 
何も、iPhoneで新聞を読んでるんだ、ということを皆さんに自慢したい
訳でもなんでもなく、この産経新聞がすごいのです。

 

 
何がすごいって、普通このご時勢ですから、各新聞社は自社サイトで
新聞記事をWebで配信したりしています。
この産経新聞を読むアプリは、朝五時時点の産経新聞東京版の最終版の
紙面をそのまま読むことができるのです。

 

 
無料で、有料の朝刊全紙面を提供しているのです。

 

どうやらiPhoneのアプリからしか読めなくて、パソコン向けには「産経NetView」
という有料サービスがあるようなのですが。
この辺りの、方個性は私には良く見えませんが、完全無料化は一つの
大きな出来事だと思います。

 

 
ちなみに、そのことを紹介した日経IT+PLUSの記事のタイトルが、
『快挙か暴挙か? 産経新聞の紙面丸ごとiPhone無料配信』
だったのには、笑ってしまいました。

 

 

記事はこれです。
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITel000024122008

 

 
これは、”快挙”なのか”暴挙”なのか、正解は私にはわかりませんが
少なくとも、産経新聞の方は勝算があっての事なんでしょうね。

 

 
個人的には、突然有料サービスに転換なんてことは避けてほしいと
願うばかりです (笑
 
 
 

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