IT全般」カテゴリーアーカイブ

仮想化の波

どうも、BMOの池田です。

 
一時期概念が先行する形で、仮想化についていろんな話がでてきま
したが、最近はそれが身近なものとなりつつある感じがしています。

 

共用のインターネット回線を仮想的に専用ネットワーク化する
VPN(Virtual Private Network)は、今やIT系のほとんどの企業が
採用し、社外で活動する社員の必須技術になっていますし、

更に、VPN経由でアクセスする先は、単にデータが保存されている
ファイルサーバではなく、最近では自分のPCそのものだったりします。

 

 
即ち、自分のPC(CPU)は会社にあり、VPNを経由してリモート画面で
そのPCを操作する(シンクライアント)形態が主流となりつつあります。
そうなると、外出している社員が持つPCは単にVPNにアクセスが
可能で、接続元のPCの画面を表示する能力さえあればよいものになり
(故に、Thinクライアントなのですが)、外出先で自分のPC(CPU)で仕事を
するため、わざわざ外出先にデータを持ち出す必要もなくなり、当然
外出先でのデータ紛失の危険性も少なくなります。

 
そういう流れの中で、更に会社にあるPC自体も一人に一台のPCを
アサインするのではなく、高い処理能力のPCに複数の仮想的なPCを
立ち上げて、効率的に運用しようという流れも出てきています。

 
結局、限りあるITリソースの中で、利用者の想定最大のピークを予測して、
それぞれに各リソースを占有させる方式はリソースの有効活用とはなりま
せんので、今後は仮想化と集約化が進むのではないかと思います。

 
私が社会人になった頃は、まだホストコンピュータが全盛期で、様々な
処理を一極集中的に処理するのが一番処理効率のよい方法だという
考えが主流でした。

 
それから、ダウンサイジング、分散化の流れを受けて、処理がどんどん
分散化されましたが、結局それも効率が悪いと言うことで、分散化は行い
つつ、サーバを一つのラックに集約するようなブレード化が進んで
きました。

 
しかし、ブレード化では、機械を一箇所に集めるだけの効率化でしかなく
リソースを有効活用するための多重化効果を見込むものではありませんでした。

 

 
そして、ここに来てCPU、メモリ、DISK、そしてネットワークなどのITリソースの
仮想化が実用化レベル(費用も含め)となってくると共に、また処理形態が
昔のホストコンピュータのようになるのかもしれません。
とは言え、分散化のコンセプトは生かされつつ、最適リソース配分を
柔軟にコントロールできる形として。

 
このような状況を垣間見ていますと、ちょっと昔に、蛇口をひねって水が出るように、
ネットワークさえつながっていれば、CPUリソースも必要なときに必要な時だけ使える
ようになる、と言われてたことが俄かに現実味を帯びてきたように思える

今日この頃です。

 

レンタルサーバもVPSの時代ですしね。。。

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Googleを使おう#02

どうも、BMOです。

 

ネタが尽きたときの、Google頼み。

 
今回は、使えるかどうか、どころか、使えるものならどうぞお使い!、
ぐらいの勢いで GoogleMars のご紹介です。

 
使えるのか?
先ずは、こちらを見てから皆さんお考えください。

 
http://www.google.com/mars/

 

 
BMOが提案するGoogleMarsの使い方ベスト3です。

 
(1) 火星人の足跡を探す

 

(2) 将来火星に移住した場合のマイホームの場所を探す

 

(3) 宇宙戦艦ヤマトが到着した目標地点 ポイント3の6を探す

 

 
本日は、以上。

 

 
追伸:
GoogleMarsは、宇宙船の着陸地点、山、火山、谷などの情報も
きちんとポインティングしてくれていますので、BMOは勝手に茶化しましたが
興味のある方は是非ご覧ください。

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Googleを使おう#01

どうも、BMOです。

 
今回はGoogleを使おうと題して、Googleが提供するサービスの便利な
使い方についてご紹介したいと思います。

 

Googleに関する話題はいくつか有りますので、ネタがなくなるまで
非定期に紹介していければと思います。

 
ここに紹介するのは、私が普段使っていたり、実際に使ってみて
便利だな、面白いなと思ったものばかりです。

 
先ず最初は、Googleカレンダーについてです。
GoogleカレンダーはGoogleが無料で提供しているカレンダー機能です。
自分だけのプライベートなカレンダーとしても、仲間との共有の
カレンダーとしても、そして、全世界の人に公開するカレンダーと
しても利用できます。
また、Googleだけあって、自分のカレンダーの内容も手軽に検索できる
のも魅力です。

 

特に私が気に入っているのは、Outlookと連携です。

 
私はGoogleカレンダーで家族とスケジュールの共有をしているのですが、
残念なのがGoogleカレンダーはインターネットに接続していないと
利用することができません。

 

 

そこで、Googleは便利な機能を提供してくれています。
米国のGoogleサイトにしかないのですが、Google Calendar SYNC
というOutlookと同期してくれるツールです。

 

 

http://www.google.com/support/calendar/bin/answer.py?answer=89955

 

 

これを使うと、PC上のOutlookとGoogleカレンダーが自動的に同期して
くれるので出張先の電波が届かないところでもPCでスケジュールが確認
できます。

 
また、PCと携帯(私の携帯は、WindowsMobile)も、Windowsの機能で
同期できますので、どんなシチュエーションでも予定を確認したり、
登録したりが可能となっています。

 こちらは、WindowsMobileの取扱い説明書に詳しく載っていると思います
ので、詳細は割愛します。

 

 
ちなみに、このGoogle Calendar SYNCの説明は英語ですので、こちらの
サイトがインストールの参考になると思います。

  

http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/04/14/gcs/index.html

 
もし、同じような環境で、カレンダーの同期を検討されている方の
参考になれば幸いです。

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仕様解釈のあいまい性

どうも、BMOです。

本日は少し堅いお話を。

 

昨日納品したWebのページがあるブラウザで正しく表示できない
という現象が発生して、お客様にご迷惑をかけてしまいました。

 

これは、HTMLの修飾(表示)に関する定義を行う、CSSというデータの
解釈の仕方がブラウザにで違ったために発生した問題でした。
原因となった部分を、解釈の違いが発生しないような書き方の
HTMLとCSSに作り直し対応しました。

 

この種の問題はWebページを作る人々の中ではかなり有名な問題で
そのブラウザの振る舞いの違いを回避するために、いろいろな
方法(『CSSハック』なんて格好のよい名前がついていますが)が
知られています。
ただ、そもそもW3Cという団体からきちんと公開されている仕様に
則って作られたはずのブラウザが、個々に実装に違いがでることが
問題だと思います。

 

私も長らくシステム開発に携わった経験から、お客様の想いが要件となり、
要件が仕様になり、そしてプログラムとなっていく中で、使われる自然言語の
あいまい性からいろんな齟齬が生まれる現実を見てきました。
システム化を前提に記載された仕様(上述のCSS)ですら、実装者によって
結果が変わることになるのですから、上記は言わずもがな、
なのかもしれません。

 

ということを踏まえると、お客様が望んだものができているか
どうかを判断するには、仕様通りに実装されたかの確認は必要条件
として、更に、十分なテストと確認をすること以外、現時点では
それを保障する方法はない気がします。

 

ちなみに、皆さんは新築で家を買うときに、設計図(=仕様)だけで
契約をしてお金を払ってしまいませんか?
で、通常は納得できる家が、ほぼ予定通りの期間で造られる筈です。

 

家の売り手も(作り手)も買い手も、それで双方納得して商売ができる
というのは、建築業界はIT業界よりも、もの作りの面においては、やはり
一日の長があるといわざるを得ないでしょう。

 

そういう意味ではIT業界はまだまだ未成熟な業界ですが、BMOは微力ながらも
このIT業界の成長に、そして成熟に貢献できればと思っています。

 

#  思いの外、大きな話になってしまいました・・・(^^;

本日はこのへんで。

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トレーサビりティ

どうも、BMOの池田です。

 
先日ふと手にした紅茶のペットボトルを眺めていて気がついたのですが
普通、製造年月日が記載されているのはよくありますが、
私が手にしたペットボトルには、時間まで印字されていました。

(写真を撮っておけばよかったのですが、今は手元にありません。)

 
食品の安全性を守るという観点では、その食品がいつどこで作られて
どんな経路で消費者の手元に届いたかということが、明確になることに
越したことはないと思います。

 

非接触ICタグのコストとITインフラの整備が整えば、手にした食品の
情報をパソコンから手軽に確認できるようになり、トレーサビリティが
しっかりしたものでないと口にしない、なんて人も現れてくるかも
しれませんね。

 

そうなったら、今度は食品偽装じゃなくて、食品履歴データ改ざんなんて
犯罪も起きる可能性もあったりして、なんて考える私は、少しひねくれ
ているでしょうか?

 

で、結局は知り合いのおじさんが作ってくれた、大根やトマトが
一番安心して、美味しく食べられるものだったりするというのは
案外笑い話ではなく、現実味のある話だと思います。

 

結局ITのできることって、遠くにいる知り合いのおじさんに、
また大根送ってね、という電子メールを安全に迅速に伝える
ことぐらいなんですかね?

 
『って、他人に聞くまえに、あなたが考えないといけないことでしょう!』

 

という声が、どこからか聞こえた気がしました。

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