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iPhoneがサーバに?

どうも、BMOです。

 
今日は一見iPhone関連のトピックスのように見えて、もしかしたら将来
大化けするかもしれない技術及び製品のお話です。

 
その製品は、フリービット社が提供するServersManというiPhone用の
無料アプリです。
http://serversman.com/index.jsp

 

このアプリをiPhoneにインストールすると、iPhoneがサーバになって
しまいます。
そうすると、自分の撮った写真や音声を配信(Webサーバとして公開)したり、
ファイルサーバとして、個人ファイルをネットワークを経由してiPhoneに
保存することが可能となります。

 

 

これはiPhone単体機能レベルで見ると、個人が自由に情報を発信できる
ソフトが配布されたという程度でしかありません。

 
しかしながら、移動体通信が可能な小型サーバがネット上にどんどん出現して、
ある制御主体の元、そのサーバ群が協調して何かの処理を始める、又は
それぞれが通信の移動基地局としてP2Pでネットワーク網を独自に構築して、
巨大なシステムとして稼働し始める、なんてことも夢ではないと思います。

 
セキュリティや信頼性などまだまだ検討すべき事項は多いと思いますが
新しい流れがそこまで来ている予感がします。

 

 
そして、我々にとっても大きなビジネスチャンスとなる予感もしています。
 
 
 

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iPhoneアプリ

どうも、BMOです。

 

 
ちょっとiPhoneを手にして調子に乗っている事が見透かされそうですが
今回も続けてiPhoneネタでご勘弁ください。

 

 
iPhoneを手にして、初めて入れたアプリが産経新聞を読むアプリでした。
知人は、iPodTouchを持っているのですが、お勧めの無料アプリがある
ということで教えてもらいました。

 

 
何も、iPhoneで新聞を読んでるんだ、ということを皆さんに自慢したい
訳でもなんでもなく、この産経新聞がすごいのです。

 

 
何がすごいって、普通このご時勢ですから、各新聞社は自社サイトで
新聞記事をWebで配信したりしています。
この産経新聞を読むアプリは、朝五時時点の産経新聞東京版の最終版の
紙面をそのまま読むことができるのです。

 

 
無料で、有料の朝刊全紙面を提供しているのです。

 

どうやらiPhoneのアプリからしか読めなくて、パソコン向けには「産経NetView」
という有料サービスがあるようなのですが。
この辺りの、方個性は私には良く見えませんが、完全無料化は一つの
大きな出来事だと思います。

 

 
ちなみに、そのことを紹介した日経IT+PLUSの記事のタイトルが、
『快挙か暴挙か? 産経新聞の紙面丸ごとiPhone無料配信』
だったのには、笑ってしまいました。

 

 

記事はこれです。
http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITel000024122008

 

 
これは、”快挙”なのか”暴挙”なのか、正解は私にはわかりませんが
少なくとも、産経新聞の方は勝算があっての事なんでしょうね。

 

 
個人的には、突然有料サービスに転換なんてことは避けてほしいと
願うばかりです (笑
 
 
 

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お手軽仮想化

どうもBMOです。

 
先日友人がWindows7のベータ版を試してみたよ、という話をしていました。
その話の中で、個人的にWindows7に関する話題もさることながら、Windows7を
動かした環境についてとても興味深いものがあったので、今回の話題にさせて
もらいました。

 
今までは、新しいOSを試すとなるとちょっと古くなったPCにお試しのOSを
インストールするというのが普通で、余ったパソコンがある人だとか、余った
時間がある人だとか、ある意味特定の条件を満たした人でないとなかなか
気軽にできる作業ではありませんでした。

 
その友人は、新しいハードを調達せず、VMware Serverという無料の仮想化
ソフトを使って、普段使っているPCにWindwos7(ベータ)用の仮想空間を作って
そこでベータ版を試したということなのです。

 

 

先ず、仮想化ソフトが無料であるということに愕きますが、加えて安定性及び
パフォーマンスに関しても何ら問題のないレベルに達していることにもびっくり
しました。
私も、以下サイトから早速VMware Serverをダウンロードしました。
http://www.vmware.com/jp/products/server/

 

 

詳しい手順のご紹介はここでは省きますが、仮想マシンの環境設定の手軽さも
特筆するものがあります。
多分、多少の知識は必要だと思いますが、ある程度の知識があれば直感的な
作業で仮想マシン環境を設定することが可能です。

 

 

前職のSI会社でも、顧客に納品した時点のOSやミドルのバージョンの環境を保持
するために、古いPCやサーバを何台も保有していましたし、その環境の稼働率は
大変低いものでした。(でも無いと、問題なのでコスト的にも大変無駄なものと
なっていたように思います)

 
もし、これが同時に複数環境を動作させることがないのであれば、現在のローエンド
サーバに少し多目のメモリとDISKを積んで、それぞれ仮想環境に古い検証用環境を
構築しておくということも可能だと思います。

(ハードに依存するものは当然テストにはならないですが、アプリケーション
 レベルの確認であれば十分かと思われます。)

 
最後に、VMwareは仮想マシン環境を一連のファイルとしてカプセル化しますので
環境の移動やプロビジョニングにも効果を発揮しそうです。

 
システム開発に携わる方々で、環境の増殖に手を焼いているご担当がいらっしゃれば
無料ですので、是非試してみることをお勧めします。

 

 
当然ながらBMOとVMware社は何の関係も有りませんので、あしからずご了承ください。

 
また、VMwareと並んで、MicrosoftもHyper-Vという仮想化製品をリリースしており
ますので、それぞれのメリット・デメリットを比較するのも面白いかもしれません。

 
機会があれば、Hyper-Vもこのブログで取り上げる、”かも”、しれません。

ご期待ください。

 

 

 

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HP社も考えてた?

どうも、BMOです。

 
今朝、日経新聞をみてちょっとびっくりしました。

 

 
HP社のパソコンの一面広告なのですが、そのパソコンの売り文句の一つに、
安全にファイルを消去するソフトが組み込まれていて、Windowsのゴミ箱では
なく、デスクトップにあるその消去ソフトにドラッグして消したら、復旧は
できない状態でファイルを消去できますよ、というものでした。

 

 
いやぁ、もしかして、HPの担当者がBMOのブログをチェックして、世の中の
トレンドを調査しているのかななんて思いましたが、流石に昨日の今日なので
もしかしなくても、HP社の着眼の方がこちらよりも、はるかに早かったですね(笑

 
それにしても、シンクロニシティ!
びっくりです。

 
このような機能は、知っている人だけが使えるということではなく、広く
一般になってほしいと思います。

 
期せずして、このネタで3連続なので、今日はこの辺で。

 

 

 

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情報を処理する(続編)

どうも、BMOです。

 
引き続き、情報を処理(処分)するというテーマです。
昨日は、情報を生み出したり付加価値を加えたりという情報処理だけでは
なく、情報の処分もちゃんと考えましょうね、ということをお話しました。

 
そこで、今回は、パソコン上の情報ということで、ファイルをどう処分した
らよいかについてご紹介したいと思います。

 

先ず、なぜファイルを消したり、フォーマットしたりするだけでは、正しく
情報を処分した事にならないかですが、これはちゃんと理由があります。

 
デスクトップのゴミ箱を空にする時やフォーマットするときは、もう元に
戻せませんよ、というような警告が出ると思います。
あの警告を見ると、あー、完全に消えちゃうんだ、と思いがちですが
実はそうではありません。

 
Windowsの世界からすると、ファイルを読み出せないというのは、ある程度
正しいのですが、記憶装置(ハードディスク)にあるデータが消去されたか
というとそうではないのです。

 
Windowsや他のOSでもそうですが、ファイルはハードディスクなどの記憶
装置に保存される時は、データはひとかたまりで保存されるのではなく、
細かいぶつ切りにされて保存されます。
それは、ファイルが追加されたり、削除されたりしても、無駄な空きスペースが
できにくいように考えられているからです。

 
例えて言うと、新たに開拓された新興住宅地に好き勝手な大きさの家を
建てていくと、最初はいいですが時がたつと、建て替えや建て増しをする時に
他の大きな家が邪魔をして結局無駄な土地が一杯できてしまいますよね。
そうならないように、縦横決まった大きさの比較的小さな土地の区画を予め
決めてしまって、その大きさしか家を建てない、建て増ししたいときは
別の土地に新しい家を建てるようにする決まりにすると、無駄なスペースは
なくきっちり家が建っていきます。
(普通、増築する人が、離れたところに家を建てることはしないので、
 例えに無理がありますが・・・)

 
で、ファイル消去の話ですが、結局ファイルを消すといっても、実際は
そのファイルのデータはハードディスクのどこに散らばって保存されているか
という管理情報を消すだけなのです。

 

家で言うと、Aさんの家は、xx番地とyy番地とzz番地にあったけれど、それらは
空き家になったよ、という情報に変更するだけなのです。

 
なので、次に家を建てたいBさんが、xx番地とzz番地に家を建てると初めて、
元Aさんの家が壊されて、Bさんの家が建つということになります。
ということは、もし次の人が現れなければ、元Aさんの家は永遠に存在し
実際に見ることも可能となるのです。

 
実は、ファイル復活ソフト等は、その空き家をうまく探すことができる
ソフトなのです。
ファイル復活ソフトの注意書きには、誤ってファイルを消したりフォーマット
したりした時は極力何もせずすぐに復活ソフトを使ってくださいと書いてある
はずです。
どんなに優秀なソフトでも、既に他人の家になってしまっては調査のしようが
ありませんので、壊される前に復旧させてくださいね、ということです。

 

 

また、今回も本題に達するまでに時間がかかりましたが、最後にどうしたら
安全にファイルを消去できるかですが、察しのよい人はもうお分かりかも
しれませんが、そうです、空き家の札が立っている家という家を全てぶっ壊して
更地にしちゃうのです。

 
実際には、ソフトウェアが開放されたハードディスクの領域に片っ端から
ランダムな数字のデータ書き込んでいくのです。

 
一例として、マイクロソフトのサポートページにあるファイル消去方法を
挙げておきます。
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;315672

 
その他にも、ファイル単位ではなくハードディスク全体をランダムなデータで
何度も書き込み痕跡を消してしまうソフトもあります。
BMOとして、特定のソフトを推薦するつもりはありませんので、
『ファイル 完全消去』などのキーワードで検索されると良いと思います。

 

 

最後に、社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が出している
パソコンの廃棄・譲渡時におけるハードディスク上のデータ消去に関する
ガイドライン のHPのURLを載せておきますので、こちらも参考にしてみて
ください。(少し古いですが)
http://it.jeita.or.jp/perinfo/committee/pc/HDDdata/

 
結局復旧技術は年々進歩するので、不安だと思ったらハードディスクを
叩き壊せ(物理破壊)と書いてあったりします。。。

 

IT屋としては、スマートさに欠ける気がしますが、何より確実ですね(笑

 
今回も長文にも関わらず、最後までお付き合いくださいまして、
ありがとうございました。

 

 

 

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