投稿者「BMO」のアーカイブ

投球の匠

どうも、BMOです。

 
今回は投球の匠ということで、TVで見た松坂投手の投球について感じた事を
お話したいと思います。
松坂投手の投球と言っても、試合で投げる投球ではなく、先日SMAP×SMAPと
いう番組に出演していた時の投球の話です。

 
番組中に、SMAPメンバーと松坂投手のピッチング対決のようなコーナーがあり
予め自分の申請した球速とぴったり同じスピードの球を投げれば豪華商品が
もらえるというものでした。

 
番組的にも、みなさんの予想通り松坂投手がその商品をもらっていったの
ですが、3回か4回のチャレンジで宣言どおりのスピードを出しました。

 

 
プロ野球の投手は普段自分の球速なんて意識して投げないと思いますし
そもそも練習中に球速をフィードバックする仕組みもないと思います。

 

それを、3,4回投げるだけで、結果的に実際に自分が投げた球速と宣言時の
球速の差をうまくフィードバックして、ずれを修正できたのですね。
3,4回と放送されたのですが、番組構成上100球投げていいのを編集したのか
そもそも、スピードガンを調整する事だって可能なのですが、そんなところを
疑っても仕方ありませんし。。。

 
私は、単にそのすごさに関心しました。

 
と、同時に私の好きな元F1ドライバー中島悟が、鈴鹿サーキットで蛇を轢いた
ときに、蛇が轢かれた瞬間身を固くしたことが判る、といっていたことを
思い出しました。

 

 
やはり匠であるためには、目標とのズレを正しく感じる高度なセンサーを
持っている必要があって、繊細な制御を行うために、そのセンサーからの
フィードバック情報を的確に次のアクションの修正に活かす必要が
あるんだなということがわかりました。

 
ITシステムに関わる我々としても、同様のフィードバックの仕組みを持って
おく必要があるなと常々思うところであります。
 
 
 

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S.M.A.R.Tは本当にスマート?

どうも、BMOです。

 
ブログのバックログを溜めてしまって、連続掲載中なので
あまり正しい表現ではないですが、と前置きしつつ。。。

 

昨日のブログでハードディスクのS.M.A.R.T機能についてご紹介
しました。

 
定期的な健康診断は人間でも機械でも共に有用であると信じているの
ですが、その後興味深い記事を発見しました。

 

 
それはこの記事です。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070219_disk_failures/

 

少し古く2007年の記事ですが、10万台以上の民生用ハードディスクドライブを
使用しているGoogleがハードディスクの故障に関して調査した結果によると、
「S.M.A.R.T.(スマート)」の値から得られるいつ故障するかどうかの予測は
ほとんど関係なかったとのことなのです。

 
こちらは、Googleの研究報告のAbstractです。(PDFの論文全体も以下の
ページから参照可能です)
http://labs.google.com/papers/disk_failures.html

 

 

 

当然ながら、メーカーも推奨していない50度を超える環境での稼働により
故障率が上昇することやScan Errorが出てから60日以内に故障する確立が
エラーが出ない場合の39倍だったりと、S.M.A.R.Tから得られる値がが
全く役に立たない訳ではなさそうですが、Googleで故障してしまったハード
ディスクの大半は何のS.M.A.R.T値によるエラーも出していなかったようで、
いわゆる突然死という状態で故障したとのことです。

 
総合すると、S.M.A.R.Tによるアラートが出ていないからといって、故障
リスクが低い状態であるとは限らない、また、S.M.A.R.Tのアラートが出た
場合は、故障リスクが高まっている状態と考えることができる、という
ことでしょうか。

 
結局我々ができることは、重要なデータは定期的にバックアップを取ると
いう事に落ち着きそうですね。
 
 
 

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ハードディスクの健康診断

どうも、BMOです。

 
突然ですが、みなさんは定期的に健康診断を受診されているでしょうか?
日ごろから自分の体に関する数値を知っておくことで、体調の変化を
客観的な数値から読み取ることができます。

 

 

同様にパソコンの部品のハードディスクにも同様な体調(機械の調子
なので、機調?)診断機能があります。

 
S.M.A.R.T(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)と呼ばれる
もので、多くのハードディスクに内蔵される自己診断機能です。

 
具体的には、読み取りエラーの発生率や読み書き速度、モーターの起動・停止の
通算回数、出荷以来の通算の通電時間、ディスクが固定位置からずれた距離など、
数十件に及ぶ検査項目が用意されています。
これらの検査項目は、ATAおよびSCSIの仕様で定義されています。

 
この実績数値はハードディスク内にどんどん蓄積されていきますので、蓄積
された情報より、故障の兆候を予見してユーザに知らせたりすることが可能と
なります。

 
ちょうど、かかりつけのお医者さんが、定期健診の数値を見ながら、そろそろ
肝臓をいたわった方がいいよ、などと忠告してくれるようなものです。

 
ただ、人間は摂生により回復の見込みがありますが、機械部品の場合は
そういう警告がでた時点で、そのHDDがまだ動いている間に一刻も早く
バックアップを取るということになると思いますが。

 

 
ちなみに、S.M.A.R.T情報はOSではチェックしていませんので、無料・有料の
診断ツールをインストールして定期的に数値をチェックする必要があります。
無料のものも結構多く有りますので、一度検索して探してみられては
いかがでしょうか。

 
何事も予防が大切ですから、突然HDDが読めなくなって慌てることが無い様に
普段から大切なデータはバックアップすることを心がけましょう。
 
 
 

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BMOの初心者集まれ【第9回:パソコンの仕組み、その6】

どうも、BMOです。

 
パソコンの仕組みの説明もそろそろ終わりに近づきました。
最後は、実際にみなさんが使うプログラム(『アプリケーション』、または
略して『アプリ』と言われたり、ソフトウェアを略して『ソフト』と呼ばれる
ことも多いです)についてお話したいと思います。
以降は、呼び方を『ソフト』で統一します。

 

 
パソコンが動く最低限のハードウェアがそろって、その上でOSが稼働した状態で
はじめてパソコンを使う準備ができた状態になります。

http://www.bmo.bz/blog/?p=354

 

 
そこで、みなさんは何をしますか?

 
そうなんですね、OSだけあっても何にもできないのです。

 
結局パソコンを使って何か作業をするためには、その作業用のソフトを
準備する必要があります。

 
例えば、年賀状の文面をパソコンで作ろうと思えば、年賀状作成ソフトを、
メールをしたければメールソフトを、そしてインターネットでホームページを
見たいのであれば、ブラウザソフトを、という風にです。

 

それらのソフトは、目的に応じたプログラムの集まりで、みなさんの
行いたいことを指示してもらって(入力、といいます)、それに応じて
プログラムがCPUに計算させて、結果を返します。(出力といいます)
通常出力は、人間が見える形で画面に表示されて、必要であれば、その
結果をハードディス等に保存(セーブといいます)できるようになっています。

 
ちなみに、ハードディスクに保存されたものは、データと呼ばれ、通常は
保存したプログラムがないと中身は訳のわからない数字の羅列になっている
ことが多いです。

 

 
通常WindowsなどのOSをインストールすると、標準でいくつかのソフトが
導入されています。
お絵かきソフトや電卓ソフト、簡単な文字を書くソフトも入っています。
そして、もっと専門的なソフトが必要な場合は、市販されている目的の
ソフトを購入して、パソコンのハードディスクにコピーし、いつでもOSから
呼び出し可能な状態にします。

これがインストール(購入の部分は入りませんが)と呼ばれる作業に
なります。

 
すでに、このブログをご覧になっているかたは、何かのOSの上で動いている
ブラウザソフトを通じて見ていただいていると思います。

 
できれば、自分のパソコンに関して、今まで説明があった部分が具体的に
どこを指すのか、どの動きを示しているのか、時間があるときにでも考えて
みてもらえればうれしいです。より理解が深まるのではないかと思います。

 
それで、更に何か疑問がでたら、興味が湧いたら、是非インターネットを
通じで新たな情報を探してみてください。

 
このページがそのきっかけになれば、これほどうれしいことはありません。
 
 
 

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事業会社ということば

どうも、BMOです。

 
先日のコンサルタントをしている後輩との飲み会の席で、『事業会社』という
言葉が何回かでていました。

 

個人的にはあまり使わない言葉なので耳に残るものがありました。

 
へ理屈を言えば、法人は事業を行うために設立されるものなので、事業を行わない
会社なんて無いはずです。強いて言えば、事業を行わないために作られたペーパー
カンパニーぐらいなものでしょうか。

 
人はよく、自分の立ち位置を明確にするために、自分以外のものに対して新しい
カテゴリ(概念)を作り出して、それを言葉で具現化することで、自分と、自分以外の
ものの間に線を引いてしまうことがあります。

 

空気が読めない人にKYという名前を付ける事で、空気が読める側にいる自分達の
ポジションを明確にするとか、外国人という言葉で、そうではない『日本人』の
位置づけをおこなうとか。
(例がイマイチかもしれませんね)

 

 
そう考えると、コンサルタントは事業をしないということを自ら強く意識して
いるのかなと思ったりしました?

 
で、もしも彼らが言うところの事業会社の事業が、コンサルに入った人達から見て
自分達の事業ではなくて、『事業会社さんの事業』と位置づけられているとしたら
少し寂しい現実だなと思わざるを得ません。

 
私もコンサルタントを名乗らせてもらっておりますが、個人事業者としてコンサルが
自分の事業だと位置づけていますし(これはみなさんそうですね)、コンサルを行う
会社の事業も私の事業(な、はずはないので、と思うだけですが)と位置づけようと
する気持ちは多いのです。

 
その部分は、客観的に分析・アドバイスするためには敢えて、事業を行う側と、
それを冷静に分析する側を区別しなければならないという考え方も理解できるの
ですが、線を引かないとそれができないか、と言うのも疑問です。

 

 
『事業会社』という言葉一つで、いろいろ勝手な想像を膨らませてしまいましたが
個人的にどうもしっくりとこない言葉です。
 
 
 

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