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BMOの初心者集まれ【第13回:インターネットの仕組み、#3】

どうも、BMOです。

 
前回に引き続き今回も電子メールの仕組みについてお話しです。

 
前回の内容は以下を参照ください。
http://www.bmo.bz/blog/?p=605

 
前回から郵便物に例えて、次のような流れでお話を進めていっており
ますが、第2回目は、手紙を受け取った郵便局(メールサーバ)が
どうやってメールを配達して、そのメールを相手がどうやって受け取るか
について説明します。

  
1.手紙を書く
 ↓
2.手紙を投函する
 ↓
3.手紙を配達してもらう(今回はここから)
 ↓
4.手紙を受け取る

 

 
メールの送信者から電子メールを受け取ったメールサーバは、一旦メールを
保存して、だれ宛のメールかを確認します。 

 

電子メールでは@以下のドメイン名が、メールを受け取る人の住んでいる
町を表すイメージであることを説明しました。

 

電子メールの送信依頼を受けたメールサーバは、ドメイン名から受け取った
メールをどのメールサーバに渡せばよいかを判断します。

 

インターネットにつながっているサーバには、グローバルアドレスと
いって、世界でたった一つのアドレス(数字列)を持っています。
メールサーバは、ドメイン名から、相手先のメールサーバのグローバル
アドレスを知ることができるので、直接受け取ったメールを相手先の
メールサーバに送りつけます。
(ドメイン名から、グローバルアドレスを知る方法は機会があれば説明します)

 
その時に、受信側のメールサーバは、@より前の名前をチェックして
自分のドメイン(町)にそんな名前の人がいるか、受け取りを拒否して
いないかなどを確認して、問題なければメールを受け取ります。

 

こうして、メールは無事相手先のメールサーバまで届きました。

 
万一、相手側のメールサーバが受け取りを拒否した場合は、送信者に
エラーメールが返されます。また、相手のメールサーバが一時的にメールの
受け取りができない状況であれば、メールの送信を依頼されたメールサーバは
一定期間メールを預かって、相手側のメールサーバの準備がOKになるまで
何回もリトライを行います。

 
でも、一定期間何度リトライをしてもだめな場合は、やはり送信者にエラー
メールを返すことになります。

 

 
最後に、相手側が手紙を受け取る仕組みです。

 
無事、相手側のメールサーバにメールが届いていると、相手側のメールサーバに
メールが保存されます。

 

通常の手紙ですと、郵便局に手紙が届くと、指定の時刻に郵便配達の方が
各家に郵便物を届けてくれますが、電子メールの場合は局留めや私書箱の
イメージになります。

 

なので、相手が郵便局(メールサーバ)にメールを取りにいかない限り
郵便局にメールがたまったままになります。

 

そこで、相手も電子メールソフトを使って、メールサーバからメールを
受け取ることになります。
これも、前回の話の通り、メールサーバに対してパスワードによる認証を
行ったうえで、自分宛のメールを受け取ることになります。

 
電子メールソフトの初期設定で、受信メールサーバ(POP)などと書かれた
ところの設定が、この受信のための設定となります。
無事認証が終わると、メールサーバは電子メールソフトに受信したメールを
渡して、サーバからはメールを消去します。

 

 
こうして、相手側に無事電子メールが届くことになります。

 
以上ですが、イメージつかんで頂けましたでしょうか?
 
 
 

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しまらー、増殖中?

どうも、BMOです。

 
雑感コーナーの土曜日ですが、このブログはじめてのファッションに
関する話題です。

 

といっても、こ洒落た海外ファッショントレンドなんて話ではなく、
この不景気の時代にユニクロと共に気を吐いている、しまむらに
関する『しまらー』の話なんですが。
(別に、しまむらのファッションについて云々するつもりはありません
 ので、、、)

 
しまむらが元気がいいというのは、新聞などでよく目にしていましたが、
若者の動向に疎い私は、てっきりおばちゃん達が、ここに来てしまむらの
安さに対して、以前に輪をかけて飛びついているのかな、ぐらいにしか
思っていませんでした。

 

そんな状況なので、しまむらの服を愛用する『しまらー』なる言葉もTVで
耳にするまで一切知りませんでした。

 
流石に、ファッションの流行についてあれこれコメントすることはでき
ませんが、しまむらがうまいタイミングで若者も取り込むように路線を
変更したのは確かなんでしょうね。

 

ネットで検索してみると、『しまらー』なる言葉は2006年ぐらいには
既にブログに登場していましたが、しまむらの服を愛用する、おばちゃん
的なニュアンスが主でした。

 

どうも、益若つばさも『しまらー』ブームに一役買っているらしく、会社が
この流れをうまく創り出したのであれば、しまむら恐るべしという
ところでしょうか。

 

 
ちなみに、『しまらー』をキーワードに検索しているなかで、『ユニバレ』
及び『ユニ被り』という言葉にも出会いました。

 

『ユニバレ』はユニクロの服を着ていることが他人にばれること、
『ユニ被り』は出先で自分と同じユニクロの服を着ている人と遭遇する
事をいうらしいのですが、ばれたり、被ったりしたらいやだなぁ、と
思いつつもユニクロを選択する人が多いことを示しているような気がします。

 

 
実は、私が会社勤めをしている頃、COOL BIZ導入初期に着ていく服がなく
慌ててユニクロで服を買って、会社でしっかり『ユニ被り』を体験した
覚えがあります。

 
なんて、過去を懐かしみつつ、不況のIT業界でのこの2社の成功要因を
どうやったらうまく反映できるかでも考えてみたいと思います。
 
 
 

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スーパーSE #04:問題解決能力

どうも、BMOです。

 
今回のテーマは問題解決能力です。

 

SEの仕事の中で避けて通ることができない問題解決がテーマです。

 

SEの仕事が決められたボリュームの仕事を、決められた手順で、
決められた期間内に完了させる、というような形式の仕事であれば
殊更、問題解決能力の向上を求められることは少ないと思います。

 
しかしながら、幸か不幸かSEの仕事の現場では予期せぬ出来事が発生
しがちで、常に大小何かしらの問題を抱え、それでも仕事を止めることは
許されず走りながら解決していく、というスタイルが日常的なのでは
ないでしょうか。

 
そこで、問題解決能力を向上させるために重要であると考えている
ポイントを以下に紹介したいと思います。

 

 
引用されるテクニックや手法については、それぞれ詳しく紹介&解説
するには紙面が少なすぎるので、不足分は個別にフォローして頂け
ればと思います。

 
(1) 主体性と責任感
 いきなりメンタルなところですが、人間この部分さえしっかりして
 いれば、少々遠まわりしてもゴール(問題解決)まで到達できると
 信じています。

 

 人によっては、責任感から主体性が生まれる人もいるでしょうし、
 逆に責任感は強くなくても、”問題”や問題の発生した”対象”に対して
 当事者意識を持てる人もいると思いますが、どちらでもOKです。
 要は、発生した問題に対して自分が中心になって、問題に正面から
 向かい合えるかがポイントです。

 

 もし、本当に問題解決のスペシャリストになりたいと思うならば
 発生した問題に対して、はっきり自分が対応します、と宣言できる
 気構えが必要だと思います。
 全てを背負う事が難しいと思うなら、可能な範囲でいいので、
 私はこの部分を担当させてください、ということを宣言してみて下さい。

 

 
(2) 分析的思考
 自分がすると腹をくくった次は、少しテクニック(?)的なアプローチを。
 先ずは、問題が発生した状況、事実を集めます。
 これはとりあえず状況をヒアリングして、というような対応ではなく
 事実のみを収集する事を心がけましょう。

 
 よくあるのが、いろいろ調査・分析が進み、どう考えても発生して
 いる現象が辻褄が合わなくなって、再調査したら、そんな事は起こって
 なかったなんてことがあります。

 

 無駄な戻り作業をしないように、物事は主観を入れずに事実だけを
 収集し、余程信用できる情報で無い限り、自分で確認する癖をつけ
 ましょう。

 

 そして、事実を全て収集し尽くしたら、そこから分類や切り分けをして
 問題の根幹となる部分をあぶりだすようにしましょう。

 

 
(3) 論理的思考
 事実の収集と分析により、問題の根本原因が浮き彫りになり、対処
 方法も見つかれば一件落着ですが、状況は分かったが、原因が不明
 だったり、対処方法がなかなか見つからない場合もよくあります。

 

 その場合は、思いつきで原因を決め付けたり、行き当たりばったりで
 対応をして単なるトライアンドエラーを繰り返したり、すだけでは
 問題解決能力はなかなk高まりません。

 

 そこで、以下の様な論理的思考方法を使って、問題の原因究明に当たら
 なければなりません。(それぞれの詳細は別途勉強してください)

 

・仮説思考
 → ある程度仮説を組み立てて、状況に照らし合わせて仮説の正しさを
  検証して、結論を導き出す思考法。

 

・ゼロベース思考
 → 今までの実績や経験から来る既成概念を一度クリアして、ゼロから
  あらゆる可能性を否定せず思考してみる方法。

 

・結論思考
 → 最終的にこういう状態になっていることが求められるというゴールに
  対して、どのようなことができるかを検討していく方法。
  時間もリソースも限られた中での解決策を検討するのに有効。

 

  
(4) 量稽古
 最後は、量稽古です。
 結局、(3)で述べた論理的思考も、対象の状況によったり、自分に合う
 合わないがあったりで、一概にこれが一番の解決策だということは
 言えません。

  

 よって、あまり方法論を意識しすぎることなく、いろいろな経験の中で
 一番良い方法を選択できるようになることが大切だと思います。

 

 そのためには、座学の理論も大事ですが、自らが当事者となって行う
 問題解決のケースを増やす方が能力を高めるためには良い方法だと
 考えます。

 

 
以上、問題解決能力の向上のためのポイントを述べました。

 
分かりきっていることかも知れませんが、問題を抱えているSEさんが
いれば、一度どこまでできているか振り返ってみられるのも
いいと思います。
 
 
 

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iPhoneにSkype

どうも、BMOです。

 
iPhoneのAppStoreにSkypeが登場しましたね。
(いつの話やねん、というツッコミは置いておいて)

 
通話の方は無線LANのエリアでないとだめみたいで、3Gエリアでは
チャットのみに制限されるようです。
(それも、いろんなところで言われてますね、はい)

 
先日遅ればせながら、自分のiPhoneにもインストールしてみましたが、
電話機に電話ソフトをインストールするというのも変な感じがしました。(笑

 
使ってみたところでは、通話品質も問題ないと思いますし、
SkypeのかわいいデザインやインターフェースもうまくiPhone上に
ポーティングされていて、いい感じでした。

 

 

ただ、残念なことは、iPhone用Skypeは(Skypeだけではなく、特別な
ソフトを除いてiPhoneのソフト全てなのですが)バックグラウンドで
動きません。

 

ということは、Skypeを立ち上げっぱなしでないと、待ち受けは
できないということで、基本は発信のための利用に限定されそうな
雰囲気です。

 

 
Appleによると、バックグラウンドでソフトを走らせると、バッテリー
消費が大きいということも一つあるようですが、バッテリー交換を
ユーザ側で自由にさせない形を選択して、それはないんじゃないかな
と思ったりもします。

 

 
それにしても、AppStoreの充実でiPhoneは魅力的なポケットデバイス
になっているように思います。

 

やはり、プラットフォームを活かすも殺すも、ソフトウェア次第なの
かもしれませんね。
 
 
 

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黄金比と白銀比

どうも、BMOです。

 
桜井進さんの本を読んでいて、黄金比と白銀比の特徴を比較
したところがあってとても面白かったので、みなさんにも
ご紹介させていただきます。

 
黄金比というのは、よく知られているように、歴史的建造物
(パルテノン神殿やピラミッド)、美術、芸術(ミロのヴィーナス、
ダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図)にみられたり、
自然界にも、植物の葉の並び方や巻き貝の中にも見つけることが
できる比率です。
ちなみに、名刺やクレジットカードの縦横比も黄金比ですね。

 

黄金比を正確に説明しますと、、
a, bの長さで 2 つに分割するときに、a:b = b:(a+b) が
成り立つように分割したときの比 a:b のことで、
近似値が1:1.618、約5:8となります。

 

 
それに対して、白銀比というのがあるのはご存知でしたか?

 
恥ずかしながら、私は白銀比という言葉を知りませんでした。

 

 

近似値は1:1.414、約5:7となります。

 
白銀比は日本と関係が深いと言われており、法隆寺などでも
その比率がよく見られ、日本人好みの比率であったようです。

 
また、現代でみると、紙のA版、B版の縦横比率は白銀比で
白銀比は、その形を半分にしても、同じ相似形が生み出される
特別な形です。(A4の半分はA5ですもんね)

 

 
桜井さんによると、丸太を効率的に切り出そうとすると
円に内接する正方形を切り出すのが一番効率がよく、その
辺と対角線の比率1:√2がよく使われたのだとか。

 
で、その特徴の比較に感心したのですが、

 

黄金比 <-> 白銀比
 装飾   実用
 華美   簡素
 動    静
 生    死
 拡大   相似

 

だそうです。

 

私は、この比較をみてすごく納得するものがあり、そして単なる
数から 形であったり、イマジネーションであったり、更に共通の
感覚まで生み出すことにすごく感心してしまいました。

 

 

黄金比は、アンモナイトの螺旋を形作るように拡大のイメージ
ですが、私は、白銀比の均整の取れた相似形の連続がどうも
しっくりきます。

 

ちなみに、私は子どものころから、三角定規で直角二等辺三角形の
定規がなぜかお気に入りだったのですが、それは私だけの傾向か、
日本の小学生に共通な性質なのか調べてみたくなりました。(笑

 

だれか、そんな情報もってませんかね?
 
 
 

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